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2メートルでは防げない、咳でできる飛沫の雲
<咳についての新しい研究で、現在推奨されている2メートルの対人距離では安心できないことがわかってき... <咳についての新しい研究で、現在推奨されている2メートルの対人距離では安心できないことがわかってきた> 新型コロナウイルス対策として、現在は2メートルの対人距離をとることが推奨されている。だがウイルスなどの病原体を運ぶ可能性がある唾液の飛沫から身を守るうえで、果たして十分な距離といえるのだろうか──こうした疑いを裏付ける研究が発表された。 キプロスにあるニコシア大学の研究者は、咳と唾液に関する既存のデータを使用して、さまざまな条件下で唾液の飛沫が空気中をどのように移動するか、コンピューターでシミュレーションした。 科学誌「液体の物理学」に掲載されたこの研究によれば、人が咳やくしゃみをすると、唾液は飛沫となり、次に湿気をふくんだ温かいガスの雲のようなものになるという。 この実験モデルでは、野外の環境における風速、飛沫の大きさ、咳をしたときの人の口の形、咳の強さ、継続時間などの要素を計算に入れ
2020/05/20 リンク