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日本の「余裕」から生まれる放任のありがたさ(小原ブラス)
関西育ちの外国人タレント/コラムニストであり、「外国人の子供たちの就学を支援する会」理事長も務め... 関西育ちの外国人タレント/コラムニストであり、「外国人の子供たちの就学を支援する会」理事長も務める小原ブラス氏 Courtesy Almost Japanese Inc. <マイノリティーの暮らしやすさには、経済だけでなく考え方にもゆとりが必要――ロシア生まれ・関西育ち、ゲイをカミングアウトしている小原氏は言う> 暮らしやすさについてあえて考えなくていい程度には、日本は暮らしやすいと思う。 ソ連崩壊後のロシアに生まれて5歳から兵庫県姫路市で育った僕の経験からすると、基本的に性や国籍、性的指向などの多様性が受け入れられる国はある程度の経済的余裕がないと成立しない。マジョリティーが余裕のない状況では少数派の権利にも目を向けられないから。 例えば、日本では電車に痴漢防止のカメラが付いていたり、女性専用車両があったりする。視覚障害者のための点字ブロックも多い。でも時々帰郷するロシアでは見たことがな
2022/08/10 リンク