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ニーナ・フルシチョワ「ロシアでも西側でも人々は無能で独裁的な指導者を支持」
<専制主義と独裁の土壌を育てるのは何か。ポピュリストのゆがんだ統治を受け入れた先にあるのは──元ソ... <専制主義と独裁の土壌を育てるのは何か。ポピュリストのゆがんだ統治を受け入れた先にあるのは──元ソ連首相フルシチョフのひ孫ニーナ・フルシチョワが綴る戦争と平和と悪しきポピュリズム> 今のロシアは、私の曽祖父ニキータ・フルシチョフが首相だった頃(1960年代前半)の全体主義国家ではないはずだ。だが悲しいかな、ロシアのDNAには全体主義が染み付いている。あの国の指導者は今も現実をねじ曲げ、どんなに愚かで、あり得ない話でも国民に無理やり信じ込ませる。 ジョージ・オーウェルの『一九八四年』に登場するオセアニア国では「戦争は平和なり」とされたが、ウラジーミル・プーチン大統領のロシアでは「特別軍事作戦」が平和構築の一形態とされている。2022年2月24日に始まったウクライナ侵攻を、ロシアの都会に暮らす一般市民が気にかけることはなかった。ロシア軍の戦車が国境を越えて戦地に赴いても、みんなパーティーに興じ
2023/01/04 リンク