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次の決戦の場は北極圏か?──ロシアが狙うカナダと北欧諸国への牽制と全面対決への備え
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予備役を招集した氷点下での大規模演習(昨年1月、ミシガン州グレイリング) CAPT. JOE LEGROS/U.S. AR... 予備役を招集した氷点下での大規模演習(昨年1月、ミシガン州グレイリング) CAPT. JOE LEGROS/U.S. ARMY <天然ガスの宝庫である北極圏。そこで軍事的プレゼンスを強めるロシアに対し、アメリカも負けじと積極姿勢を見せている。もはや2022年以前の北極圏には戻れない理由とは?> この1月、日中でも氷点下のいてつく演習場でアメリカ各地の州兵(連邦軍の予備役)が大規模な砲撃訓練を行った。 初めてのことではないが、今年はヨーロッパからラトビア軍の兵士も参加した。ロシアのウクライナ侵攻が始まって1年、北方でもロシアとの緊張が高まり、武力衝突に発展する恐れがあるからだ。 演習はミシガン州北部のグレイリングで1月20日から29日まで実施され、予備役を統括する陸軍大将ダン・ホカンソンが指揮を執った。 今のアメリカは北極圏の防衛態勢を一段と強化している、と語るのは米シンクタンク北極研究所の