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カレーの「ルー」? | ことば(放送用語) - 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所
カレーライスを注文するときに「ルーを多めにしてください」と言ったところ、変な顔をされてしまいまし... カレーライスを注文するときに「ルーを多めにしてください」と言ったところ、変な顔をされてしまいました。なにかことばの使い方が間違っていたのでしょうか。 カレーの「ルー」というのは、固形や粉末の「カレーのもと」のことを指すことばです。料理として出来上がっている「カレーの汁(=ご飯にかかっている部分)」のことを「ルー」と言うのは、本来はあやまりです。ですが、この用法は若い年代を中心にかなり広まってきており、社会的にも認められる段階になっているのかもしれません。 「ルー(roux)」というのは小麦粉とバターを加熱しながらまぜあわせたものですが、もともとフランス語で「赤茶色の」という意味です。赤茶色になるように火を通したから、このように呼ばれたのでしょう。とろみがあり、シチューなどにも使われます。 日本式のカレーを作る場合、戦前は各家庭で小麦粉を炒めてそこにカレー粉を加えていました。この手間を省くた
2023/08/21 リンク