連載［消える「ＢＲＴ」新潟市バス交通の迷走］＜上＞“見切り発車”で「全て中途半端」、専用走行路の計画頓挫…名称廃止… 事業費16億円超、導入進めた前市長「求められていた」 | 新潟日報デジタルプラス

連載［消える「ＢＲＴ」新潟市バス交通の迷走］＜上＞“見切り発車”で「全て中途半端」、専用走行路の計画頓挫…名称廃止… 事業費16億円超、導入進めた前市長「求められていた」 政令市・新潟市の新たなバス交通としてスタートした「ＢＲＴ（バス高速輸送システム）Ｂｕｓ（バス）・Ｒａｐｉｄ（高速）・Ｔｒａｎｓｉｔ（輸送）の略。主に専用道を走ることで渋滞に影響されず、列車のような定時性・速達性を確保するバス交通システム。連節バスの導入で大量輸送も可能とされる。」が転換点を迎えている。２０２３年中にも新潟市と新潟交通が新たな協定を結び、専用走行路を整備するといった当初の構想を大幅に修正し、ＢＲＴの名称も消える。開業から８年余りたってもなお、乗り換えの不便さは根強く残っている。迷走を続けたＢＲＴとは何だったのか。現状を探った。（３回続きの１） 「ＢＲＴは全てが中途半端になってしまった」。新交通システムの利便