桂文枝「笑いの基本」に共感 笑福亭松之助さん偲ぶ - 芸能 : 日刊スポーツ

6代桂文枝（75）が26日、大阪・天満天神繁昌亭で、ライフワークの「第117回創作落語の会」を開き、290作目の創作「朝霧のしのび逢い」をネタ下ろしした。生涯創作300本を目標に掲げる文枝は、残り10本とカウントダウンに入った。 また文枝はこの日、自身のブログに、22日に老衰のため亡くなった笑福亭松之助さん（享年93）をしのび、思い出も吐露。2年前、松之助さんからもらった最後の手紙に書いてあった言葉として「笑いの基本」について紹介した。 それによると「笑いの基本」とは「客に期待させて、その期待を裏切ることです。虚構の話に古いも新しいもありません。演技する人間の感覚に、古い新しいがあるのです」としたためられていたという。 この考えに同感だという文枝は「お客様の思考の流れを裏切る」笑いの難しさをあらためて実感したことをつづっていた。