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日銀に期待される物価高対策とは(8月消費者物価)
8月コアCPI(消費者物価、除く生鮮食品)は5か月連続で2%の物価目標超え 総務省が20日に発表した8月... 8月コアCPI(消費者物価、除く生鮮食品)は5か月連続で2%の物価目標超え 総務省が20日に発表した8月分消費者物価統計で、コアCPI(生鮮食品を除く総合指数)は、前年同月比+2.8%と前月の同+2.4%を上回った。事前予想の+2.7%程度も上回った。消費税率引き上げの影響を除くと、上昇率は1991年9月以来となる。また上昇率は5か月連続で日本銀行の物価目標+2.0%を上回った。 生鮮食品とエネルギーを除くより基調的な指数でみても、前年同月比は+1.6%と前月の+1.2%を上回っており、物価上昇に広がりがみられる。 先行きについては、前年の携帯通話料引き下げの影響が剥落する今年10月のコアCPIの前年比+3%を超える可能性が高い。さらに年末時点では同+3%台半ばに達する可能性が考えられる。2022年度平均は+2.9%程度と予想する。他方、年明け以降は、物価上昇率は低下傾向で推移することが予