６市町でトラブル Ｊアラート一斉訓練で - 産経ニュース

総務省消防庁は２５日、災害情報などを国から地方自治体に伝える全国瞬時警報システム（Ｊアラート）の一斉訓練を実施した。共同通信社の正午時点の集計では、新潟県三条市など少なくとも６市町でトラブルがあった。各自治体が原因を調べている。 新潟県三条市、村上市、小千谷市、鹿児島県肝付町では、国からの情報を防災行政無線で放送する際に不具合が生じた。福岡県久留米市では、Ｊアラートと連動しているラジオのシステムが作動せず、コミュニティーＦＭで訓練の音声が流れなかった。福島県塙町では、住宅などに設置した受信機で音声が出ないトラブルがあった。 国から午前１１時に衛星回線で「これはテストです」とのメッセージが配信され、自治体側はシステムの作動と受信を確認。大多数の市区町村は防災行政無線で放送し、一部の自治体ではコミュニティーＦＭのほか、メール配信サービスを利用して住民に訓練を伝えた。