【産経抄】９月２０日（1/2ページ）

安全保障関連法の審議を見守る中で、思い浮かべた名があった。幕末の長州藩で対外政務を切り回した長井雅楽（うた）である。鎖国攘夷（じょうい）で沸く世論を前に、開国や欧米列強との交易を歯切れよく説いたその人を、司馬遼太郎は指折りの才物に挙げている。 ▼文久元（１８６１）年になされた献策は、朝廷や幕閣に高く買われ、藩内の攘夷論者の怒りを買った。「長井の不幸は時機をあやまったこと」。献策の２年後に自刃した長井を司馬は『歴史のなかの邂逅（かいこう）』で嘆いた。坂本龍馬の「船中八策」から大政奉還へと時流がうねるのは、わずか数年後である。 ▼ときに歴史は煮えたぎる湯を素手でかき回すような果断を求める。多くの憲法学者が「違憲」と難じ、野党が「戦争法案」とそしる中、集団的自衛権の限定行使に道が開かれた。安倍晋三首相も向こう傷ははなから覚悟の上だろう。 ▼覇権主義を押し出し海洋に繰り出す中国も、核やミサイルの脅

[bogus-simotukare]

むしろ長井に当たる人間はウヨの攻撃で不幸にも失脚した田中均だが。5人も拉致被害者取り戻して失脚とか、日本以外ならあり得ないだろ。／http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150920でもコメント