両腕両脚のないヤクザが借金取り立て…出版拒否の異色原作「本がダメなら映画で」３日公開「木屋町ＤＡＲＵＭＡ」の榊英雄監督（1/4ページ）

よくチャレンジしたな、と感心するような映画だ。主人公は両腕両脚を失ったやくざで、その強烈な風体を武器に借金の取り立てを行う。１０月３日公開の「木屋町ＤＡＲＵＭＡ」は、俳優でもある榊英雄監督（４５）がプロデューサーを兼ねた意欲作だが、「そんなにエログロの描写もないし、最後まで見てもらえれば、あ、こういう話なんだ、とわかってもらえると思う」と熱く訴える。（藤井克郎） 冒頭がまず衝撃的だ。身の回りの世話をしている坂本（三浦誠己）の運転で、債務者の新井（寺島進）の家に乗り込んだ勝浦（遠藤憲一）は、四肢のない体をにじり寄せて取り立てを迫る。やがて帰宅した新井の娘（武田梨奈）もその迫力に恐れをなし…。 「オープニングシーンとしては長すぎないかという声もあったが、つかみが大事ですからね。こんな男たちがいるんだぜ、って。原作では取り立てのシーンはいくつかあったんですが、一回見せれば十分だと思ってほかはばっ

[ohmomo]

“先に予告編を解禁しようと動画サイトのユーチューブで流したところ、その日のうちに「うちでかけたい」と言ってきたのが、東京・渋谷のシネパレス”