【スクリーン雑記帖】「俳優 亀岡拓次」で安田顕が大女優の胸を…「全然遠慮しなかった」と監督

長らく新作が待たれていた横浜聡子監督の７年ぶりの新作「俳優 亀岡拓次」が３０日に公開される。主演は演劇ユニット「ＴＥＡＭ ＮＡＣＳ」のメンバーで、昨年放送されたドラマ「下町ロケット」（ＴＢＳ系）で演じた町工場の社員役も記憶に新しい安田顕（けん）。演じた亀岡はベテランの脇役俳優で、撮影現場と酒場をひたすら行き来する日々を送っている。ある日、地方のロケ先で出会った居酒屋の女将・安曇（麻生久美子）に恋をする。撮影のため日本各地を渡り歩き、マドンナに恋い焦がれる悲哀に満ちた亀岡は「現代の寅さん」と言ってもいい。 原作は劇作家で俳優の戌井昭人が書いた小説。横浜監督は「原作の中の亀岡は、酒を飲む、女の子を好きになる、寝る－の３つの行動を繰り返す。だから、眠り、酒を飲み、トリップしながらいろんな役を演じることが映画の芯になると思った」と語る。 居酒屋のシーンでは「横浜監督から『飲みますか？』と言われたか