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【編集者のおすすめ】『絵描き 中島潔 地獄絵一〇〇〇日』西所正道著(1/2ページ)
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【編集者のおすすめ】『絵描き 中島潔 地獄絵一〇〇〇日』西所正道著(1/2ページ)
絵画と文章の類いまれな合作 著者・西所正道はノンフィクションの題材として中島潔という画家を選んだ... 絵画と文章の類いまれな合作 著者・西所正道はノンフィクションの題材として中島潔という画家を選んだ。 「風の画家」「現代の竹久夢二」などと称された中島は、夭逝の詩人・金子みすゞの代表作「大漁」をモチーフに巨大なイワシの渦の中にたたずむ少女を描いて一世を風靡(ふうび)したが、大病を患い死線をさまよった。年齢も70を過ぎた。画家は命の伝承を描きたいと願った。けれど、命よりも「心」こそ親から子へ、子から孫へ伝えるべき大切なものであると直感し、「あの世とこの世の境」といわれる京都の六道珍皇寺で地獄絵を見た。そこにはすさまじい恐怖とともに心の救済が描かれていることを確認した。 「ものすごく怖いけれども、ものすごく優しい、そんな地獄絵を描こう」 畳1枚ほどの大きさの地獄絵を5枚描き上げる1千日間に西所は密着した。美大にも画壇にも無縁で、閉山が相次ぐ佐賀の炭鉱町から昭和30年代に上京し、文字通りの徒手空拳