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【新・仕事の周辺】中村計(ノンフィクションライター) 居座り続けるリストの項目(1/3ページ)
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【新・仕事の周辺】中村計(ノンフィクションライター) 居座り続けるリストの項目(1/3ページ)
心の中に、重たい雲が立ち込めている場所がある。「to doリスト」から、いつまでたっても消えない... 心の中に、重たい雲が立ち込めている場所がある。「to doリスト」から、いつまでたっても消えない、いくつもの未決事項。それが雲の正体だ。 ノンフィクションライターの仕事は、大きく分けて「取材」と「書くこと」の2つがある。前者はさらに細かく「アポイント」と「インタビュー」に分かれ、アポイントさえ取り付ければ、取材は半分以上、成功したと言ってもいいかもしれない。なにせ、このアポイントを取ることが大変なのだ。 意図的に難しいところにクビを突っ込んでいるつもりではないのだが、興味のあるテーマほど扉は固い。人を寄せ付けない山ほど美しく見えるのと同じことか。 ある事故で亡くなったカメラマンの遺族は、最初に取材を依頼してから10年近くたつが、いまだに何も語ってはくれない。遺族の名前をAさんとすると、「Aさんに手紙かメールを書く」という項目は、つまり、ここ10年、ずっと「to doリスト」に残ったままだ。