【盛り上がるコト消費（下）】「顧客は生活防衛強めている」とあの有名経営者が話すニッポンの節約志向 必要なのは当然○○○！（2/3ページ）

節約志向を受け日本マクドナルドも、価格を４００円に抑えた平日昼間限定のメニューを昨年９月に発売。牛丼店「吉野家」は同４月に、牛丼より５０円安い豚丼（並盛３３０円）を発売し、いずれも好評だ。 しかし、こうした低価格路線は、消費者物価を押し下げる要因にもなる。 昨年１１月の消費者物価指数（生鮮食品を除く）は前年同月比０．４％マイナスと、９カ月連続の下落だった。デフレ脱却を目指す日銀は昨年１１月、２％の物価上昇目標の達成時期を「平成２９年度中」から「３０年度ごろ」へ１年先送りした。 第一生命経済研究所の嶌峰義清首席エコノミストは「簡単にはデフレ心理は払拭できない。個人消費を盛り上げるためには賃上げの継続性が必要だ」と指摘する。 安倍首相は２９年の春闘で、経済界に昨年並みの賃上げを求めている。４度目の「官製春闘」の重要性が一段と高まっている。 「トランプ政策がリスク要因」ニッセイ基礎研究所の矢嶋康

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第一生命経済研究所の嶌峰義清首席エコノミストは「簡単にはデフレ心理は払拭できない。個人消費を盛り上げるためには賃上げの継続性が必要だ」と指摘する。