里見さん地元で初戦飾る 出雲で将棋「女流名人戦」６連覇へ前進

将棋の第４１期女流名人戦５番勝負の第１局は１８日、島根県出雲市の出雲文化伝承館で行われ、同市出身の里見香奈女流名人（２２）が挑戦者の清水市代女流六段を破り、史上初の６連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。 体調不良で昨年３月から対局を休み、保持していた女王・女流王座を失った里見女流名人は年末から復帰、地元での防衛戦の開幕戦に５年連続で臨んだ。 里見女流名人はこげ茶のツーピース姿で登場したがやや緊張した表情。対局は午前９時から里見女流名人の先手で始まり、得意の中飛車戦法で相手陣を果敢に攻め、難解な終盤の寄せも読み切って１１９手で快勝した。 午後１時半から隣接の縁結び交流館で開かれた大盤解説会には、県内外から里見ファンら２００人余りが詰めかけ、地元での復帰戦を見守った。 後援会長の北島建孝（たけのり）・出雲国造（こくそう）は「目の前の一戦一戦を大切に、香奈ちゃんらしい思い切った将棋を指してほ

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