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賞味期限改竄し販売 宮城県、卸業者に改善指示
県は9日、亘理町の業務用食材卸売会社「ヒット仙台」が加工冷凍食品の賞味期限を改竄(かいざん)し販... 県は9日、亘理町の業務用食材卸売会社「ヒット仙台」が加工冷凍食品の賞味期限を改竄(かいざん)し販売していたとして、食品表示法に基づき、改善などを指示したと発表した。 食と暮らしの安全推進課によると、同社は少なくとも平成26年1月1日から27年7月23日にかけて出荷した冷凍ゆでがになど11品種686・5キロとカレイ150枚について、製造者が設定した賞味期限を根拠なく延長し、表示ラベルを改竄し旅館などの13事業者に販売していた。健康被害の発生報告はないという。同社は7日から商品の自主回収を始めた。 9月2日に県内の男性から情報提供があり、塩釜保健所岩沼支所が同月9日から調査を実施。同社は県の調査に対して、「賞味期限の切れた商品を安く販売していた」と説明したという。 同課はすべての食品について点検を行うことや、食品表示基準が遵守されなかった原因の究明と分析の徹底などを指示した。