【参院選・京都】自・民・共で事実上三つどもえ 微妙な野党共闘（1/3ページ）

「ちょっとおっとりしすぎてる」。参院選公示日の２２日、京都選挙区（改選数２）の応援に駆けつけた自民の重鎮、伊吹文明衆院議員の表情は厳しかった。「１人区に応援に行っているが、大変な状態だ」と野党統一候補への警戒感をあらわにしつつ、陣営の引き締めを図ったのだ。民進、共産がそれぞれの候補者を立てた同選挙区では、自民も交えた事実上三つどもえの構図。大学の多い京都は学生の街でもあり、「１８歳選挙」となった今回の選挙戦は各陣営とも若者層の動向を意識しながらの戦いとなっている。 ◆ 民進現職の福山哲郎氏（５４）は公示日の２２日、さっそく同志社大の今出川キャンパス前で街頭演説。得意の政策アピールを抑え、意外にも「誰に投票してくれても構わない。すべての候補者を見極めて投票してほしい」と強調する手探りの演説。聞いていた女子学生は「きちんと候補者の話を聞きたいと思った」と好反応だった。 共産新人の大河原寿貴氏（

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２議席を自民と野党で分ける選挙結果はほぼ確実。だったら民共で別候補を立てて競った方が比例で野党票を増やせるんだけど、民共が議席を争う構図が我慢できないナイーヴな野党共闘論者が結構多い