【参院選・大阪】自民松川トップ、「２位以下なら負けも同然」維新の牙城崩し陣営に安堵

トップで初当選を果たした自民新人の松川るい氏。当選確実の一報が入ると、大阪市北区の選挙事務所は喜びに包まれ、詰めかけた支援者から惜しみない拍手が送られた。笑顔の松川氏は「大阪のみなさまは景気・経済を前に進めることを求めている。政治の力で大阪を発展させていくことを使命に頑張っていきたい」と抱負を述べた。 党府連の公募で選ばれた松川氏が、正式に立候補を表明したのは２月下旬だった。府連は当初、党本部からの指示もあり、２人の擁立を模索。しかし、府内での党勢を考慮し、最終的に松川氏１人に絞り込んだ。 このため、選挙戦は「トップ当選が絶対条件。２位以下なら負けも同然だ」（府連幹部）という戦いに。公示前に来阪した安倍晋三首相からも「絶対１番だよ」とハッパを掛けられた。街頭演説や支援者回りを地道に重ね、保守層のほか無党派層への支持拡大を図った。 ２０年以上勤務した外務省で女性参画推進室の初代室長を務めた実