【鉄道ファン必見】こんなところにあの電車 京阪テレビカー、富山で第２の人生（1/2ページ）

「世界のこんなところに日本人がいる」という内容のテレビ番組があるが、ローカル私鉄の世界でもそんな驚きの場面に出くわすことがある。富山と宇奈月温泉、立山などを結ぶ富山地方鉄道では、大阪と京都を結んでいた京阪電鉄の特急「テレビカー」が移籍し、そのままの姿で活躍。平成２７年春の北陸新幹線の金沢開業で観光客が増えている同鉄道の人気者として「第２の人生」を送っている。 テレビもちゃんと付いている！ 北陸新幹線も通るＪＲ富山駅に隣接する富山地方鉄道の電鉄富山駅。改札を抜けると関西人には懐かしい電車がいた。赤と黄色を身にまとい、先頭にはハトのヘッドマーク。編成こそ３両と短くなり、形式も「１００３０形」に変わっているが、まさに京阪特急として長年走ってきた「３０００系」の往年の姿だ。 大阪からやってきたという観光客は「いまはなくなった京阪特急に富山で会えるとは。テレビもちゃんとついている」。車両側面に「テレ

[hozho]

「北陸新幹線長野－金沢開業で富山地鉄は潤っている。２８年３月期の連結最終利益は６億２９００万円。前年から４・３倍となった。沿線の立山、宇奈月温泉方面などへの利用者が増えていることが要因のひとつ。」