制御なく墜落か 不明マレーシア機で豪が報告書

【ヤンゴン＝吉村英輝】２０１４年３月に消息を絶ったマレーシア航空機（乗客乗員２３９人）について、捜索を主導するオーストラリア運輸安全局は２日、報告書を発表し、不明機は、操縦士らの「制御がない状態」で墜落したと指摘した。 タンザニア沖で今年見つかった主翼の可動翼の分析などから、機体は操縦による滑空などをせず、燃料切れで急降下し、墜落した可能性が高いと判断した。 分析結果は、人工衛星の通信記録などからオーストラリア西部沖のインド洋を墜落地点と推定している現在の捜索範囲が、適切だと裏付ける内容。不明機は、稼働翼などが見つかっているが、機体本体は見つかっていない。