【低周波音・低周波騒音とは何か？】特徴と基準値、測定調査法 | 騒音調査・測定・解析のソーチョー

近年低周波音に関する苦情件数は増加の一途をたどっています。特に空調機・エアコンの室外機、ヒートポンプを用いた給湯器であるエコキュートや家庭用燃料電池コージェネレーションシステムエネファーム、ガスエンジンで発電を行うエコウィル、冷蔵庫などを発生源とする低周波音・低周波騒音の苦情件数が増えていると考えられます。 低周波音（低周波騒音）とは 一般的に人間が耳で聞き取れる音は20Hz(ヘルツ)～2万Hz(ヘルツ)の間といわれており、100ヘルツ以下の音を低周波音、特に20ヘルツ以下の耳で聞き取れない音の事を超低周波音と呼ばれています。 人の耳は周波数によって聞こえやすさ（感度）が異なり、一般的に2000～5000Hz付近の音が聞こえやすいとされています。一方で低い周波数の音は、人間の耳の感度が低くなるため、音として認識しにくくなります。 低周波騒音の特徴 一般的に音は距離によって減衰しますが（小さ