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年金激減に備える投資法 月刊『文藝春秋』2010年2月号 – ページ 2 – 橘玲 公式BLOG
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年金激減に備える投資法 月刊『文藝春秋』2010年2月号 – ページ 2 – 橘玲 公式BLOG
資産運用は外貨建てで 「円高とデフレなのだから、資産は円で持つのがいちばんいい」というひとがいる。... 資産運用は外貨建てで 「円高とデフレなのだから、資産は円で持つのがいちばんいい」というひとがいる。たしかに通貨の価値がずっと高いままなら、輪転機を回して1万円札を刷るだけで日本人は働かずに生きていけるようになる。これは素晴らしい未来だが、この「予言」に人生を賭けようとは思うひとはそう多くないだろう。 そうすると考えるべきは、手元の資産を使って、年金資産のリスクをどのようにヘッジするかだ。このことからただちに、次のようなシンプルな結論が導き出せる。 資産運用は外貨建てで行なうべきだ。 あなたの資産の大半は、日本国によって円建てで(国債や日本株に)投資されている。だったらこれ以上、同じような資産を増やしてもなんの意味もない。これが、分散投資の基本だ。みんなの大好きな不動産・日本株・預貯金の三点セットは、最悪の選択なのだ。 そんなバカな、とお思いだろう。円高で外貨投資は損したじゃないか、と怒り出