ジョージ・ソロスですら未来を知ることはできない – 橘玲 公式BLOG

世界的に株価が大きく下落しています。 「円高と株安についての個人的感想」で「誰も未来を知ることはできない」と書きましたが、それについて、ジョージ・ソロスを例に挙げて説明した未発表の原稿があったことを思い出したのでアップします。 * * * * * * * * 「ヘッジファンドの帝王」「イングランド銀行を打ち負かした男」として知られるジョージ・ソロスは、97年のアジア通貨危機で「市場原理主義者」として批判の矢面に立たされたが、サブプライム危機が勃発した直後に書かれた警世の書『ソロスは警告する』で次のように警告した。 市場は本来不完全なものであり

[suginoy]

「ソロスは、一貫して「市場は効率的だ」という経済学の前提を否定してきた。彼は複雑系の科学とはまったく独立に、「再帰性」という哲学的な概念を駆使して、市場が互いにフィードバックする複雑系の...」

[tdam]

"ソロスの確信とは異なって世界金融危機でドル崩壊は起こらず、ユーロ危機が先にやってきた。この「再帰性」を見誤ったために、ソロスはドル売りユーロ買いの巨額のポジションで莫大な損失" 勝率が5割以上かどうか。

[nanoha3]

予想以上に各国政府ががんばったからドル崩壊しなかったが、その踏ん張りがなくなりつつある現状なのよねー。

[senchafreak69]

そりゃ誰もできんだろうが、ソロスですら市場原理主義は完全ではない、と言っているんだね。そっちのが驚きです。

[yuma_tejima]

ジョージ・ソロスですら未来を知ることはできない

[mcgomez]

「予測」つーか、ソロスは「予言どおりに世界を変える」ことを目的にしている人なのでは_φ(･_･

[SasakiTakahiro]

とりわけ大きな間違いは、ソロスが絶対の自信を持っていた「ドル崩壊」だ。