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<考える広場>妖怪と日本人 水木しげる生誕100年:東京新聞 TOKYO Web
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<考える広場>妖怪と日本人 水木しげる生誕100年:東京新聞 TOKYO Web
今年は、漫画家・水木しげる氏の生誕百年に当たる。水木氏と言えば妖怪漫画の第一人者だが、そのベース... 今年は、漫画家・水木しげる氏の生誕百年に当たる。水木氏と言えば妖怪漫画の第一人者だが、そのベースには日本古来の妖怪文化がある。日本人にとって妖怪とは何か。そして水木作品の魅力とは。 <水木しげる> 1922年生まれ。戦時中に派兵された南方の戦地で爆撃を受け左腕を失う。復員後、さまざまな職を経て50年代から紙芝居や貸本漫画を描き始める。60年代になって雑誌で連載した「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの妖怪漫画がヒット。テレビでも人気となり妖怪ブームの火付け役に。2015年死去。 「妖怪」は明治後半、「妖怪学」を提唱した学者・井上円了が作った言葉です。それ以前は、時代によって「鬼」「百鬼夜行」「化け物」などと呼ばれていました。井上は西洋の近代文明を取り入れるためには妖怪のような迷信は撲滅せねばならないと主張し、人々の知識では説明できない不思議な現象や存在を、狐狸(こり)やてんぐな