志ん生 没後50年 一門そろい踏み追善興行 新宿末広亭・9月中席：東京新聞 TOKYO Web

古今亭・金原亭の重鎮が会見。写真（左）から末広亭・真山由光社長、五街道雲助、古今亭志ん弥、金原亭馬生（東京・新宿末広亭で） 昭和の名人、五代目古今亭志（ここんていし）ん生（しょう）（一八九〇～一九七三年）の没後五十年追善興行が、東京・新宿末広亭の九月中席（十一日～二十日）で昼夜にわたって行われる。先代金原亭馬生（きんげんていばしょう）の没後四十年、古今亭志（し）ん朝（ちょう）の二十三回忌、先代古今亭円菊の十三回忌も重なり、古今亭、金原亭の一門がそろい踏みする。 今でもＣＤが売れ続ける志ん生の魅力について、末広亭の真山由光社長は「しゃべっているだけでおかしい、無二の人」と語る。人間国宝認定が決まったばかりの五街道雲助（７５）は、先代馬生の弟子で、志ん生の孫弟子。「志ん生らの芸に直接触れたことのある人は少なくなった。われわれで再現はできないが、少しでも味を受け継いで出せれば」と語った。 志ん生