着服問題で揺れる24時間テレビ 番組「刷新」で理解得られるか 日テレ正念場、「影響力の大きさ自覚を」：東京新聞 TOKYO Web

24時間テレビの制作発表会見に臨んだ（左から）羽鳥慎一アナウンサー、やす子、上田晋也、水卜麻美アナウンサー 日本テレビは、系列局の元局長（54）がチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金を着服した問題を受け、31日と9月1日に放送する今年の番組を刷新する。タレントのやす子（25）が走るマラソンで児童養護施設への支援を求める専用の募金窓口を設けるなど、使途を明確にするのがポイント。前回は8億円余を集めた看板番組が、今後も支持を得られるか－。日テレは正念場に立っている。 （川上義則） 日テレなどでつくる24時間テレビチャリティー委員会の1社、日本海テレビジョン放送（鳥取市）は昨年11月、元局長の男性による会社の売上金などの着服を発表した。着服は2014～23年に及び、うち24時間テレビの寄付金は264万円余。社内の金庫の鍵を管理し、寄付金も1人で動かせる立場を悪用した。鳥取県警は7月22日、