障害者アーティストがパッケージをデザイン 中原の「香辛子海苔」売れ行き好調：東京新聞 TOKYO Web

老舗の海苔（のり）問屋「高喜（たかき）商店」（川崎市中原区）が、創業120年を機に開発した「香辛子（こうがらし）海苔」の売れ行きが好調だ。地元生まれの香辛料「香辛子」を使った自信作。味はもちろん、知的障害のあるアーティストが描いた色鮮やかなパッケージデザインも人気の理由だ。アーティストの自信にもつながっており、障害者支援とビジネスの相乗効果が注目されている。 （志村彰太） 商品は2021年に開発。海苔に辛さを抑えた香辛子の粉をちりばめ、フルーティーな香りとほのかな辛みを味わえる。海苔自体も横須賀産で、神奈川にゆかりの深い商品にした。120年の節目の商品として、商品パッケージに社会貢献への思いも込めた。アートを通じて障害者の就労を支援するNPO法人「studio FLAT（スタジオフラット）」（幸区）にデザインを依頼。利用者の阿部堅太さんが描いた色鮮やかな作品「MUSIC」を採用した。

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創業120年を機に開発した「香辛子海苔」の売れ行きが好調だ。地元生まれの香辛料「香辛子」を使った自信作。味はもちろん、知的障害のあるアーティストが描いた色鮮やかなパッケージデザインも人気の理由だ。