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【球界高校人脈】“投手大国”秋田…“東北の星飛雄馬”も輩出
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【球界高校人脈】“投手大国”秋田…“東北の星飛雄馬”も輩出
「東北の星飛雄馬」と呼ばれた投手がいた。秋田・能代高の高松直志。昭和52、53年、夏の甲子園に連... 「東北の星飛雄馬」と呼ばれた投手がいた。秋田・能代高の高松直志。昭和52、53年、夏の甲子園に連続出場しながら1勝もできなかったのに、33年たったいまでもファンの記憶から消えない。 右足を高く顔の上まで上げ、両腕を大きく広げながら左腕から繰り出す剛速球…。 大人気マンガ「巨人の星」の星飛雄馬が、大リーグボール1号を投げるフォームと似ていた。高松が甲子園でその第1球を投じたとき、スタンドは「オー!」とどよめいた。白地にオレンジのラインが入ったユニホームも巨人スタイルだった。 腰痛を抱えた2年夏の甲子園は、高崎商に10点を奪われて初戦敗退。捲土(けんど)重来を期した3年の夏は、県大会39イニングで62三振を奪って甲子園へ。初戦の相手は箕島だった。翌54年に春夏連覇を飾る、当時屈指の強豪。その尾藤公監督(故人)に、1回からいきなりスクイズを仕掛けられて奪われた1点だけで敗れた。3安打に抑えながら