イチロー、志願のメジャー初登板 ＭＡＸ１４３キロ「二度とピッチャーの悪口は言わない」

マーリンズのイチロー外野手（４１）が４日（日本時間５日）、今季最終戦のフィリーズ戦で投手としてメジャーデビューを飾った。２－６の８回に４番手でマウンドに上がり、１回を２安打１失点（打者５人、１８球）。念願だった米国での初登板に満足そうだった。試合は２－７で敗れた。 ３回から右翼の守備につき、２打席連続で三振に倒れたあとの終盤に、自ら監督に登板を志願した。オリックス時代の１９９６年のオールスター戦以来のマウンド。ＴＶのアナウンサーが楽しそうにこう紹介した。 「高校時代には好投手で、ヤンキース時代には監督にも『（投手で）使ってください』と直訴していました。願いがかないました」 左足を大きく上げるフォーム。やや緊張した表情で先頭の７番ヘレラに直球勝負を挑んだが、２球目を右翼線に二塁打を浴びた。続くラップにもヒヤリとする大きな中飛を打たれ、タッチアップで１死三塁。さらにスウィーニーにも初球のど真ん