「第五福竜丸」展示館がリニューアルオープン 東京 江東区 | NHKニュース

太平洋のビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で被ばくした漁船「第五福竜丸」の船体が保存されている東京都立の展示館が老朽化に伴う施設の改修を終え、２日、リニューアルオープンしました。 しかし、老朽化した施設の天井が雨漏りするなどしていたため、去年７月から休館し、改修作業が行われていました。 リニューアルオープンした展示館には、第五福竜丸の船体など既存の展示に加えて、新たに船の全体像や内部などを再現した３Ｄの映像や、元乗組員の大石又七さんの証言をまとめたおよそ８分間の映像を見ることができるコーナーが設けられました。 展示館を運営する公益財団法人の山本義彦代表理事は「世界的な核軍拡競争の中で忘れられがちだったのが第五福竜丸事件だった。この展示館が平和を願う拠点の一つとして、昭和、平成、令和、その先の未来に語り継がれていくことを期待したい」と話していました。

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