朝鮮学校の授業料無償化訴訟 元生徒らの敗訴確定 | NHKニュース

高校の授業料を実質的に無償化する制度の対象から外された東京の朝鮮学校の元生徒たちが国を訴えた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定をし、元生徒たちの敗訴が確定しました。 ２審の東京高等裁判所は去年10月、「朝鮮学校と朝鮮総連＝在日本朝鮮人総連合会との密接な関係から、学校運営が適正であるか十分な確証を得られず、国の判断は不合理とはいえない」として、１審に続いて元生徒らの訴えを退けました。 これに対して元生徒らが上告していましたが、最高裁判所第３小法廷の山崎敏充裁判長は28日までに上告を退ける決定をし、元生徒たちの敗訴が確定しました。 朝鮮学校が授業料の実質無償化の対象から外されたことをめぐる裁判は、東京のほか大阪や名古屋など合わせて５か所で起こされていて、判決が確定するのは初めてです。