ボーガン規制条例成立 全国初 所有者に届け出義務化 兵庫 | NHKニュース

洋式の弓＝ボーガンを使った凶悪な事件が相次ぐ中、兵庫県では、ボーガンの所有者全員に届け出を義務づけ、従わない場合には罰則を科すとした全国で初めての条例が成立しました。 ことし6月、兵庫県宝塚市の住宅で4人がボーガンで撃たれて死傷するなど、ボーガンによる事件が全国で相次いでいます。 こうした中、兵庫県議会は5日の本会議で、ボーガンの管理を強化し犯罪の抑止につなげる新たな条例を全会一致で可決・成立しました。 条例は、ボーガンの所有者に対し、生命、身体、財産に危害を及ぼすことや動物を殺傷すること、それに公園や駅など不特定多数の人がいる場所での使用を禁止します。 さらに、ボーガンを所有する県民全員に、氏名や住所、型式などを県に届け出るよう義務づけ、違反した場合は5万円以下の過料の罰則を設けています。また、県は必要に応じて所有者や販売事業者に報告を求めたり、立ち入り調査を行ったりできるとしています。

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“10年間にボーガンが凶器などとして使われた事件は32件起きていて、入手経路を調べたところ83％は容疑者がインターネットのサイトで購入”