“泥をつけ厄払い“ 伝統のパーントゥ3年ぶり開催 沖縄 宮古島 | NHK

全身に泥を塗った厄払いの神が集落を歩き回って人々に泥をなすりつける、沖縄県宮古島の伝統行事「パーントゥ」が3年ぶりに行われました。 「パーントゥ」は鬼や妖怪を表す宮古島の方言で、悪霊を追い払い無病息災をもたらす神とされ、旧暦9月の吉日に現れて人々に泥をなすりつけます。 ユネスコの無形文化遺産にも登録されている宮古島市島尻地区の伝統行事で、ことしはマスクの着用など感染対策を徹底して3年ぶりに行われました。 5日は午後5時すぎ、全身に泥だらけのつる草をまとった3体の「パーントゥ」が現れ、集まった多くの親子連れや観光客に泥をなすりつけていきました。 中には「パーントゥ」に抱きついて、みずから泥を塗られる人もいれば、悲鳴をあげて逃げ出したり泣き出したりする子どももいました。 子どもが泥を塗られた母親は「厄払いが済んで健康に育ってほしいです」と話していました。 行事に関わる地元の男性は「3年間待ち遠