被爆者団体 広島とパールハーバー「姉妹公園」締結保留を要請 | NHK

広島市の平和公園と、アメリカのパールハーバー国立記念公園の「姉妹公園」の協定が29日に結ばれるのを前に、被爆者団体などでつくるグループがその是非や意義を議論するため、協定の締結を保留するよう広島市に要請しました。広島市は予定どおり協定を結ぶ方針で、意義のある交流になるようアメリカ側と協議したいとしています。 要請を行ったのは、広島県原水協＝原水爆禁止広島県協議会など10の団体でつくる市民グループで、27日に広島市役所を訪れ要請書を提出しました。 要請書では、真珠湾攻撃や広島への原爆投下について、「許し合うべきものではなく、二度と繰り返してはならない歴史的教訓」だとしたうえで、姉妹公園の協定によって何ができるのかが漠然としているとしています。 そのうえで、29日に予定されている協定の締結を保留し、その是非や意義を広く議論するよう求めています。 要請書を提出した広島県被団協＝広島県原爆被害者団