「ショットガン方式」狙われる日本｜NHK NEWS WEB

大勢の外国人観光客でにぎわう日本の空の玄関、成田空港。ここで、去年、わずか３週間に、小分けにした覚醒剤を隠し持ったタイからの旅行客が次々と摘発されるという事件が起きました。捜査関係者が、「ショットガン方式」と呼んで、警戒していた大がかりな覚醒剤密輸が現実になった瞬間でした。取材を進めると、日本を訪れる外国人旅行者が過去最高を記録する中で、それを巧妙に悪用した国際犯罪組織の存在が浮かび上がってきました。（アジア総局記者 小阪田和也、国際部記者 山尾和宏、千葉局記者 佐野豊） 成田空港などで事件が摘発されたのは去年１１月から１２月にかけての３週間。日本に入国した２０代から５０代のタイ人の女１３人の手荷物などから小分けにした覚醒剤が次々に見つかったのです。 女らが隠し持っていた覚醒剤は、３キロから数百グラム程度でしたが、合わせると１３．９キロ、国内の末端の密売価格にしておよそ８億９０００万円相当

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国際空港にある税関の検査場では外国人の荷物や衣服などすべてを検査するには限界があります。 「ショットガン方式」は、こうした税関側の事情を知ってのものと見られています。

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