北海道の老舗菓子「生ノースマン」完売続出 ブランド刷新の全軌跡

売り上げ低迷が続いていた、老舗菓子店・千秋庵製菓（札幌市）。起死回生の策として、約50年前に生まれた看板菓子「ノースマン」をアップデートした「生ノースマン」を2022年10月に発売したところ、行列ができるほどの大ヒットに。なぜこの戦略が成功したのか、裏側に迫った。 一口かじると、パイ生地の中からぎっしり詰まった生クリームと小倉あんが顔を出す。幾何学模様が印象的な、北欧風のパッケージデザインも目を引く。今、北海道発のスイーツとして、飛ぶように売れているのが、千秋庵製菓の「生ノースマン」だ。 生ノースマンは半世紀前に生まれ、地元で親しまれてきた和洋折衷菓子「ノースマン」をリニューアルしたもの。2022年10月に発売するや、初日から行列が発生し、今も完売が続く。生ノースマンのみならず、オリジナルのノースマンへの注目度も上昇し、両者を合わせた販売個数は半年で約198万個。大ヒットの要因を、同社代表

[oicha]

“ノースマン”