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教養講座 なぜ有権者は投票に行くのか-効用? 義務感? 学習?- 荒井 紀一郎/中央大学総合政策学部... 教養講座 なぜ有権者は投票に行くのか-効用? 義務感? 学習?- 荒井 紀一郎/中央大学総合政策学部特任助教 専門分野 政治心理学/政治過程論 投票率の低下? 日本を含め、議会制民主主義を採用している国では、有権者が選挙によって代表者を選出し、選出された代表者が議会を構成して政治的決定が行われる。したがって、有権者の代表者である議員、あるいは議員によって構成される議会の「正統性」は、「民意を反映」していることで担保されるわけであり、多くの有権者が選挙で棄権したり、あるいは特定の有権者だけが投票に行ったりすると、彼らの正統性はゆらぐことになる。1990年代以降、日本では無党派層の増加や国政選挙における投票率の低下など、「有権者の政治離れ」が起きているとされ、特に若者の政治離れが著しいと危惧されてきた。しかしながら、データで確認してみると、戦後日本の国政選挙の投票率は、90年代に衆参両選挙とも
2014/12/15 リンク