『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てた人のために（再加筆版） - 白鳥のめがね

※件の本を冷静に読みたい方は、まず（↓）をお読みください(5月27日追記)。 『ゼロ年代の想像力』を読み直すためのレッスン＋＋＋ - 白鳥のめがね この本から学べることは、こんなパフォーマンスに需要があると思われるほど文化的状況は貧しいことになってしまっているということではないだろうか。まずそれを直視しておきたい。 ゼロ年代の想像力 作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 41人 クリック: 1,089回この商品を含むブログ (263件) を見る 文化的状況の貧しさに徒手空拳で立ち向かう著者の努力とある種の真摯さには一定の敬意を払わなければならないだろうが、だからこそ、批判的な検討をもってエールとしたい*1。 以下、この本の特徴の幾つかについて触れ、まず、あくまで著者自身が要請している倫理と論理を徹底することによって、この本

[zeroset]

「世界史的な事件を、教室に類比できる程度に矮小化することで、矮小なコンテンツについての議論を世界史的な普遍性をもった議論であるかのように偽装する」

[soulstice]

この本、許斐剛のジャンプ初連載作ぐらいcoolだね！ここで引用された（特に歴史認識の）件について本人インタビューしに言ったら、多分肩にかついだラジカセでしかしゃべってくれないよ！

[haruhiwai18]

"「ゼロ年代の想像力」の議論は一定の説得力を持っているとは思うが、それは、フジテレビの「カノッサの屈辱」が持っていた説得力と同じ程度のものだ"　→要するに『ゼロ年代』は、出来の悪い「加納さんの屈辱」w

[izumino]

追記にて

[prisoner022]

まだ積んである。そろそろ読まなきゃ…。

[zsphere]

ミクロ経済学に対して「消費者はそれぞれの考えで動く、こんな図式的になるはずない」と言ってるのと同じようにも聞こえ。あと、宇野氏の主張にこういう反発が出る、それこそ氏の言う動員ゲームですな。

[crowserpent]

関連：http://workshop.blog.shinobi.jp/Entry/190/

[y2k000]

このエントリーで自分の中のゼロ年代は終わったと感じた。うのたん自身については次の一手で評価しようと決めてる。あっちゃこっちゃで地道に足場固めしてるみたいだし、その点で如才ないよね（節操ねーなとも

[TakahashiMasaki]

"あくまで著者自身が要請している倫理と論理"(惑星なんとか委員会に倫理なんてあんのか（たんにおたくきもいとか言ってそうなとこじゃないの

[kowyoshi]

なんという褒め殺し。