【岩手・宮城内陸地震】「突き上げの後、長い横揺れ」 遠野市 - MSN産経ニュース

「突き上げるような揺れの後、長い横揺れが続いた。横揺れはかなり長く続いたと思う」 震度５を記録した遠野市の住職、熊谷義弘さん（４２）は地震発生時、県外の知人と電話中だった。家の玄関やドアを全部開け、激しい余震が起きた場合はすぐに外に出られるようにしたという。 「カシャカシャ」と水屋の中で食器がぶつかる音が聞こえ、寺の本堂の壁も少しはげた。電話が復旧すると知人から心配する電話がひっきりなしにかかってきたが、その間も２０分に１回くらいの間隔で余震が続いていたという。 「阪神大震災のときは京都にいたが、そのときより揺れが長かった。とにかく怖かった」。小学校３年生の娘（９）も相当おびえた様子だったという。