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【産経抄】5月11日 - MSN産経ニュース
前にも書いたと思うが、文芸評論家、小林秀雄に『栗の樹』というエッセーがある。昭和29年、朝日新聞... 前にも書いたと思うが、文芸評論家、小林秀雄に『栗の樹』というエッセーがある。昭和29年、朝日新聞に掲載されたものだ。長野県出身の夫人が、故郷にあるはずの栗の木をもう一度見たくなり里帰りする。それだけのごく短い話である。 ▼彼女は昔「人通りまれな一里余りの道」を毎日歩いて小学校に通っていた。その中ほどに栗の大木があり、そこまで来ると、あと半分といつも思ったのだそうだ。若い読者のために言えば一里とは4キロ足らずだが、子供の足にはかなりの道程(のり)だ。 ▼親類への手土産を買い込んで出掛けた夫人は数日後「ちゃんと生えてた」と上機嫌で戻ってくる。これを聞いた小林の方は「さて、私の栗の樹は何処にあるのか」と自問する。「時々、自分の血を売るようななりわいが、つくづくいやになる事がある」からだった。 ▼大震災からちょうど2カ月がたつ。「もう2カ月」という気もしなくはない。だが被災地では、ガレキの山がほと
2011/05/11 リンク