【韓国旅客船沈没】でたらめな運航に逮捕者相次ぎ「責任の所在」複雑化 オーナーも捜査対象に＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

船長らが乗客に対する殺人罪で起訴された韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故。捜査当局は操船担当の全乗員１５人を逮捕したほか、会社上層部や実質的オーナーらの責任についても捜査する。さらに救助にあたった海洋警察の過失についても追及する構えで、事故の「責任の所在」は複雑な様相を呈している。 ■食い違う供述 これまでの調べで、改造で重心が上がった船に安全基準の３倍以上の貨物を載せて運航中、潮流の速い海域で経験の浅い航海士が急旋回し、固定が不十分な貨物が左舷側に寄って船体が転覆したとみられている。 捜査当局は事故から３日後の４月１９日、乗客を放置し船を脱出したイ・ジュンソク船長（６８）と操船していた３等航海士（２５）、操舵手（５５）の計３人を逮捕した。さらに２６日までに操船担当の乗員全１５人を逮捕した。 事故原因を解く鍵を握るのが操舵室でイ船長の代わりに指示していた３等航海士だ。指示を受けた操舵手が

[kechack]

捜査当局は操船担当の全乗員１５人を逮捕したほか、会社上層部や実質的オーナーらの責任についても捜査する。さらに救助にあたった海洋警察の過失についても追及する構えで、事故の「責任の所在」は複雑な様相を呈し