【裁判員 判決】初の裁判員裁判で判決 経験者は「重責果たした」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

全国初の裁判員裁判となった東京都足立区の隣人女性殺害事件で、殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告（７２）の判決公判が６日、東京地裁で開かれ、秋葉康弘裁判長は検察側の主張をおおむね認め、懲役１５年（求刑懲役１６年）を言い渡した。４日間連続で開かれた公判の最終日、６０年以上に渡りプロが担ってきた刑事裁判の判断に「国民の視点」が加わった。裁判員たちは判決後の会見で「人を裁くことで緊張したが、社会的重責を務めあげた」などと語った。 判決後の会見には、裁判員６人と補充裁判員１人の計７人全員が出席した。 ７人のうち裁判員を務めたのは、会社員の女性（５０）、ピアノ教師の女性（５１）、アルバイトの男性（６１）、栄養士の女性（４１）、契約社員の女性（３８）、会社員の男性（４３）。補充裁判員だったのは会社員の男性（３８）。 一様に「終わってほっとした」と笑顔を見せ、「審理は思っていたよりも分かりやすかった」と評