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高速無料化で苦境の業界、厳しさ浮き彫り 熊野灘フェリー事故 - MSN産経ニュース
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高速無料化で苦境の業界、厳しさ浮き彫り 熊野灘フェリー事故 - MSN産経ニュース
三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に起きたフェリー事故。救助要請を出したフェリー「ありあけ」の乗... 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に起きたフェリー事故。救助要請を出したフェリー「ありあけ」の乗客は7人。貨物輸送が中心で、旅客需要が夏以外は低いとはいえ定員426人に比べると厳しさが浮き彫りになる。 フェリー業界は今春から、地方圏でマイカーが土日・祝日に「1千円乗り放題」になったことで窮地に陥っており、民主党政権が掲げる高速道路の原則無料化など施策の行方にも翻弄され続けている。生き残りをかけた企業努力が続くが、先月1日には防予汽船(山口県)が民事再生法の適用を申請するなど苦境が浮き彫りになっている。 阪九フェリー(北九州市)でも10月から、1日2往復だった泉大津港〜新門司港間を1往復に減便。関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)は経営統合を視野に共同持株会社を設立して事業再編を進めている。 今回の「ありあけ」は東京−沖縄を結ぶため高速道路との競争関係はなく、運航するマルエーフ