【新政権に求める】歳出改革 お手並み拝見 東大大学院 伊藤元重教授 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

衆院選の結果を受けて民主党を中心とした新たな政権が発足する。民主党政権にはどのような経済政策が求められるのか。今後の課題を有識者に聞いた。 −−民主党が圧勝した要因は何か 「国民に強い閉塞（へいそく）感があり、今のままでは政権が続いても打ち破るのは難しいとの感覚があったのではないか。国民は新政権に変化を期待している。期待したようなチェンジができなければ、新政権は活力を失うだろう」 −−民主党の経済政策は期待に応えられるか 「マニフェスト（政権公約）の内容と、政権発足後の施策はある程度、分けて考えていくべきだ。民主党に期待できる部分は、既存の歳出を見直すことで財源を捻出（ねんしゆつ）し、それを子育て支援など必要なところに回すという考え方だ」 −−予算編成などを担当する国家戦略局の役割が大きくなる 「各省ごとの縦割りになっている特別会計を見直して、どう一般財源にまとめ上げるのが国家戦略局の役割