【深・裏・斜読み】食卓からウナギが消える？ 絶滅危惧種に指定、資源枯渇に現実味 ピンチの生産を回復させるには＋（3/4ページ） - MSN産経ニュース

宮崎県が県内の２４年１２月～２５年４月で２５００キロまでとしていたシラスウナギの総水揚げ量を、直近の２５年１２月～２６年４月では５００キロとするなど、自治体レベルでの取り組みがようやく始まった。国際的にも、日本への主要輸出国・地域である中国、台湾と２４年から規制に向けた協議を行っているが、落としどころは見えていない。 さらに、２２年に水産総合研究センターが世界で初めて成功させた卵の人工孵化（ふか）からの完全養殖技術も開発段階で、すぐには解決策にならない。世界のウナギを食べ尽くす また、世界中で新たなウナギ産地を次々開拓し、食卓からウナギを消さなかった日本人の意識にも問題がありそうだ。ニホンウナギ以上に絶滅危惧種とされ、取引が規制されているヨーロッパウナギに代わり、インドネシアなど東南アジア産が国内市場で出回り始めている。吉永講師は、「東南アジアの海域のウナギはニホンウナギ以上に限られた資源

[bogus-simotukare]

吉永講師は「日本人が世界中のウナギを食べ尽くしかねない。食欲優先してウナギを絶滅させるか資源回復に本腰を入れるのか。レッドデータ入りは日本が突きつけられた『レッドカード』」と警鐘を鳴らす