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列車に衝突した鹿押し出す装置開発 JR東海、運行遅れ減狙い - MSN産経ニュース
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列車に衝突した鹿押し出す装置開発 JR東海、運行遅れ減狙い - MSN産経ニュース
JR東海は16日までに、列車に衝突した鹿を線路の外に押し出す独自装置を開発したと発表した。衝突件... JR東海は16日までに、列車に衝突した鹿を線路の外に押し出す独自装置を開発したと発表した。衝突件数が多い紀勢線を走る特急「ワイドビュー南紀」の先頭車両に来年5月に取り付ける。衝突による運行の遅れを減らすのが狙いだ。 車両断熱材などに使われるスポンジゴムを採用。自動車のバンパーのように列車の先頭部に取り付け、障害物を脇に押し出していくような角度に仕上げた。 管内では、列車と衝突する鹿の数が年々増加。2005年度は271件だったが、昨年度は571件と倍増した。衝突した場合、運転士は緊急停止して鹿を撤去し、車両点検した上で運転再開する。業務上の負担が大きく、20分前後の運行の遅れを余儀なくされる。 鹿との衝突は東海道線や高山線などでも頻繁に発生しており、山田佳臣社長は装置の効果で衝突件数が減れば「他の路線での導入も検討する」と期待している。