環境破壊の年間被害は７１５兆円 石炭火力が最大の影響 国際研究チーム試算 - MSN産経ニュース

環境破壊のコストが非常に大きいことが指摘されている石炭火力発電所＝２００６年、ドイツ・ケルン西方（ロイター） 地球温暖化や森林破壊など世界で起きている環境破壊による損失を金額に換算すると、被害額は少なくとも年間７兆３千億ドル（７１５兆円）に上り、世界の国内総生産（ＧＤＰ）総額の１３％にも達するとの試算結果を、国連環境計画（ＵＮＥＰ）などが出資する国際研究チームがまとめた。 原因別では、東アジア地域の石炭火力発電が４５２８億ドルと最大。石炭火力新設の方針を打ち出している日本への批判が強まる可能性もある。 過去の公害などと違って、これらの環境破壊は、原因をつくった企業が負担する仕組みになっておらず、研究チームは「企業の価値や経済成長の在り方を考える場合に、これらの被害額を考慮することが必要だ」と指摘した。

[jcoal]

2013.4.27記事