珍しい“買い物弱者”対策、町がスーパー建設 福岡 - MSN産経ニュース

中心市街地の空洞化で買い物が不便になった高齢者らを支援しようと、福岡県芦屋町は平成２３年度、スーパーマーケットの店舗を建設し、運営を民間に委託する取り組みを始める。 経済産業省によると、高齢者を中心とする“買い物弱者”対策で、空き店舗に入居する民間業者に補助をする例はあるが、建物自体を建設するのは極めて珍しいという。 町などによると、スーパーは町役場から約５００メートル離れた町有地に建設、２４年３月のオープンを目指す。建設費は設計も含め最大１億５千万円とし、パートら従業員約２０人は町内から採用される。２月には運営を委託する県内の業者と１５年間の契約を締結した。 芦屋町の中心部にはスーパーが１軒あったが、１９年に閉店。その後、町はスーパー誘致に躍起となったが、土地購入費など数億円の出店費用がネックとなり実現しなかった。住民の多くは、車やバスで町外の大型スーパーなどに出掛けているという。 町企