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【研究室から】遺跡の修復から安全技術を学ぶ 埼大渡辺邦夫教授 - MSN産経ニュース
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【研究室から】遺跡の修復から安全技術を学ぶ 埼大渡辺邦夫教授 - MSN産経ニュース
埼玉大学地圏科学研究センターの渡辺邦夫教授。手にしているのは、開発した地面からの水の蒸発量を計測... 埼玉大学地圏科学研究センターの渡辺邦夫教授。手にしているのは、開発した地面からの水の蒸発量を計測できる携帯型の蒸発計 あなたの家、孫の代まで長持ちしますか-。 長期間にわたって環境に耐える建造物を建てるにはどうすればいいかを研究する「地圏環境科学」が専門。 「大地と人とのつながりを考えている。安全な社会を作らないと」と渡辺邦夫教授。安全で安心な建造物の代表が、何百年にも渡って残されてきた遺跡だ。 「古代の人は、経験的に環境に強いものを見つけてきた。なぜ遺跡が環境に耐えて残ってきたのか。その秘密を探るため、修復、保存に取り組んできた」と笑顔で話す。 平成17~20年にかけて取り組んだのは、ユネスコによるタジキスタンのアジナ・テパ遺跡の修復プロジェクト。渡辺教授は国際チームのリーダーも務めた。 遺跡の修復は考古学の仕事と思われがちだが、風化のメカニズムを探り、遺跡を長期間保存するには、理工学的